アクティブ型投資信託(アクティブファンド)
アクティブ型投資信託とは、ファンドの運営方針として特定のベンチマーク以上の成果を出すことができるようにファンドマネージャーが投資対象を分析してより高い成果を出せるようにアクティブな投資を行う投資信託のことを指します。
アクティブ型投資信託の特徴としくみ
アクティブ型投資信託は日経平均(日経225)やトピックス(東証株価指数)などの株価指数などに対して成果が上回ることを目標に運用されている投資信託のことを指します。このように、投資信託が目標とする指標の事を「ベンチマーク」といいます。
アクティブ型のファンドの場合はこうしたベンチマークよりも高い収益性をあげることを目的としていますので、ファンドマネージャーをはじめとして専門家が投資する銘柄などを選定して投資を行います。
アクティブ型のファンドのメリットとしてはこうしたプロの視点から銘柄選別などが行われ投資をしてもらえるという利点がありますが、パッシブ型の投資信託と比較して信託報酬などの手数料が高いことがデメリットとされます。
アクティブ型の投資信託にはどんな種類がある?
アクティブ型のファンドにももちろん、「ベンチマーク」はありますので、それぞれの投資信託が目指す運用方針というものはあります。
たとえば、日本株をベンチマークとするアクティブファンドでは、日経平均株価が大幅に下落した年にプラス以上の成果を出せるかどうかは微妙なところでしょう。ですから、投資家としてはまずどこのマーケット(ベンチマーク)に投資をするかは考えておく必要があります。
その上で、どのアクティブ型投資信託に投資をするかについてはそれぞれの投資信託の「運用の上手・下手さ」を考えていく必要があります。
アクティブ型投資信託のメリット・デメリット
アクティブ型投資信託のメリットは、ファンドマネージャーの運用手腕による超過収益が期待できるという点です。パッシブ運用(インデックス運用)の投資信託とよりも高いパフォーマンスを出すことが目標になるので、それが実現できればメリットといえます。
しかしながら、現実はそう甘くはありません。
多くのアクティブ型投資信託はインデックス運用を上回ることができていないというが現状です。およそ7割のアクティブ型投資信託はインデックス運用以下の成績しか残せていないというデータもあります。
さらに、問題なのはアクティブ型投資信託の手数料(コスト)の問題です。
投資信託の手数料のページでも詳しく説明しますが、投資信託の販売手数料(買い付け時の手数料)や信託報酬(管理・維持手数料)はパッシブ型投資信託よりもはるかに高額です。
このような状況が続いているため、巷ではアクティブ型投資信託に対する否定的な意見が多いです。
また、販売の実情として、銀行や証券会社などの金融機関は、手数料の安いパッシブファンド(インデックスファンド)よりも手数料が高いアクティブファンドを売った方が利益が出るので、窓口などで勧められる投資信託の多くがアクティブ型というのもあります。
投資信託の投資において2022年現在で最もお勧めできるネット証券です。
現在は三井住友カード(クレジットカード)と連携しており、クレジットカードでの積立投資ができ0.5%〜2.0%のポイント還元があります。
また、投信マイレージという投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる仕組みも用意されており、現在のところその還元率はネット証券の中でも最高水準です。 現在はTポイント、Pontaポイント、dポイント等とも連携してのポイント投資も可能となっています。