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アクティブファンドとインデックスファンドの比較

アクティブファンドとは、ファンドマネージャーが積極的に運用するファンドで、インデックスファンドはベンチマーク(日経平均やトピックス)などの指数と連動するように機械的に設計されたファンドです。アクティブは手数料が高く、インデックスは手数料が安いという特徴があります。では、なぜアクティブファンドが存在できるのでしょうか?ここではその仕組みを解剖します。

 

アクティブは損?インデックスは得?

まず、以下についてはあくまでも個人的な見解が含まれていることをご了承ください。

投資信託には、ファンドマネージャーと呼ばれる運用者が積極的に運用を行うアクティブファンド(アクティブ型投資信託)と、日経平均株価、東証株価指数(TOPIX)のような指数と同じように連動するインデックスファンド(パッシブ型投資信託)の二種類が代表的です。

アクティブファンドの場合、銘柄の組み換えなどで売買回数が増えるので、手数料コストが大きくなるほか、ファンドマネージャーに対する給料なども発生するので、投資家側が負担するコストも高く、インデックスファンドと比較して、販売手数料信託報酬などの手数料コストも大きいのが一般的です。

では、アクティブファンドのメリットにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

アクティブファンドは、ベンチマーク以上の運用成果を出せるように積極的な運用を行う。つまり、日経平均やTOPIXなどの目標とするインデックスファンドよりも高いリターンを出すことを目的にしているわけです。なるほど、高い収益をとるのだから、高い手数料がかかってもしょうがないよね。

でも、良く考えてみると、アクティブファンドの場合はあくまでも高収益を「目指す」だけであって、「保証する」わけではないのです。

たとえ、収益率がインデックスファンドを下回っていても

頑張って運用したけど、ベンチマークよりも高い水準でのリターンは無理でした。でも、そのためにはたくさんコストがかかったけど、それは投資家が負担してね。当然でしょ?」というわけです。

 

アクティブファンドの運用成果は株価指数を超えられない?

ベンチマーク(インデックス運用)の収益率を上回っているアクティブファンドはおよそ3割未満といわれています。

ほんとかよ?という方もいらっしゃると思うので、以下の参考リンクをご覧ください。

SPIVA ® Japan Scorecard(PDFご注意・英語注意)

たとえば、日本で販売されているS&P500をベンチマークとするアクティブファンドは、ここ3年間だと指数を上回ったファンドは一つもありません。5年間だと3.45%のファンド、10年間でみても10%しかないんです。

3割どころじゃないですね……。

 

なぜアクティブファンドは株価指数(インデックスファンド)を超えらられないのか?

一つは高額な手数料が挙げられます。
アクティブファンドはどれも手数料率が高いです。「銀行や証券会社で「売れている」ファンドは良い投資信託か?」で取り上げたような日本で売れている人気のアクティブファンドは手数料が特に高いです。

米国エネルギーMLPオープン(毎月決算型) エネルギーラッシュ

販売手数料(申込手数料):3.0%(税別)
信託報酬(運用経費):概算年率2.0%(税別)
信託財産留保額(解約手数料):0.3%

上記は一例ですが、信託報酬が2%です。つまり、何もしなくても2%が運用経費として抜かれる形になるわけなので、インデックス(指数)よりも2%以上の超過収益をあげないといけないわけです。

統計的にはその高いコストを超えることができていないというのが今の現状といえるわけですね。

 

あえて、勝てないのに高いアクティブファンドを買う意味はない

そうなってくると、賢明な投資家はあえて、手数料が高いだけで指数運用(パッシブ運用)に確率的に勝てないアクティブファンドを買うという選択肢はないです。

TOPIXやS&P500などの株価指数に連動するインデックスファンド(またはETF)を買っている方が勝率が高いということになります。

ちなみに、このアクティブファンドはインデックスファンドに勝てないという事は銀行や証券会社などの販売者にとってはかなり不都合な真実です。

だって、売るなら手数料率が高いアクティブファンドを売る方が儲かるからです。

賢明な投資家の皆様は銀行や証券会社の窓口等での「売れてます」セールスに騙されることなく、黙々とインデックスファンドやETFで投資をするべきです。

参考:ETFとインデックスファンド比較

 

 

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