投信のリバランスはお得「リバランスボーナス」とは
資産ポートフォリオの配分は時がたつことで価格変動によって割合が変化していきます。その配分を調整することを「リバランス」と言います。リバランスは運用効率を高めると知られていますが、ニッセイ基礎研究所が数学的にリバランスを行うことで平均リターンを高める「リバランスボーナス」について説明しています。
そもそも「リバランス」って何?
リバランスとは何か?ということについては「投資信託とリバランス」 でも説明していますが、資産配分のバランス調整です。
たとえば国内株に100万円、海外株に100万円という割合(1:1)でインデックスファンドに投資をしたとします。 そして、1年後、国内株は120万円、海外株は110万円という運用結果になっていたとしましょう。
それぞれの運用の割合は当初の1:1から1.2:1.1というバランスに変わってしまっています。これを元の1:1に戻すためには115万円ずつにするため、国内株を5万円分売り、海外株を5万円分買うという作業が必要になります。
これがリバランスです。
リバランスのメリットとリバランスボーナス
リバランスのメリットについては「割高になったものを売り割安なものを買う」ことによって運用成績を高めると言われていました。このことについて細かい説明はされていませんでしたが、今回ニッセイ基礎研究所は数学的なアプローチによってリバランスによる平均リターンを高める理由というものを説明してくれました。
以下レポートより引用
「実はリバランスにより一定の資産配分を保った場合、ポートフォリオの幾何平均リターンは、 そのポートフォリオを構成する各資産の幾何平均リターンに、それぞれのウェイトを乗じた数 値の合計を常に上回る。この差をリバランスボーナスあるいはダイバーシフィケーションリタ ーンと呼ぶ。」
このリバランスボーナスは投資する商品のボラティリティが大きいほど、またリスク分散効果が大きいほど高くなります。
リバランスボーナスが生じることを証明する計算式は下記の通りです
なお、詳しく知りたい方はニッセイ基礎研究所のレポート「こちら(PDF)」が公開されていますのでそちらをご覧ください。
リバランスボーナスは副次的なものと考えるべき
リバランスの目的はアセットアロケーションを整えて、リスクをコントロールすること。になるわけですが、それによって副次的なボーナスが発生することになります。あくまでもリバランスボーナスは副次的なものですので、これを大きくするためのアセットアローケーション(資産配分)を考えるのはナンセンスです。
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