投資信託も「ポイント」で購入できる。ポイントの通貨化
2017年8月26日より、楽天は自社グループのポイントプログラムである「楽天スーパーポイント」を使って自社ネット証券の「楽天証券」を通じてポイントで投資信託を買えるようになります。 また、2016年にはクレジットカード大手のクレディセゾン(セゾンカード)も自社のポイントを使って投資信託を買えるようになっています。
ポイントがどんどん通貨化しているように感じますね!
ポイントで投資・資産運用ができるようになる
ポイントというのは一般的には特定の企業のサービスを利用することで購入額の1%分のポイントがもらえるといったようなものですね。
一般企業が独自に提供するものもあれば、TポイントやPontaポイントといったように、複数の企業で共通して利用できる共通ポイントというものもあります。
こうしたポイントですが、今はどんどん高度化してきており、ポイントの通貨化が進んできているように感じます。
ビットコインのような「仮想通貨」とはまた違い、通貨ではありませんが、ポイントが現金に近いような性質を持ってきているわけです。
中でも、今回ピックアップする「ポイントで投資信託が買えるようになる」ってのは大きいかもしれません。
楽天証券+楽天ポイント
楽天ポイント(楽天スーパーポイント)は楽天グループのポイントプログラムです。2015年以降は共通ポイントとして他社でも楽天ポイントが貯またっり使えたりするお店が増えてきましたね。
こちらは2017年8月26日より楽天ポイント(通常ポイント)を使って投資信託の買い付けが可能となっています(1回当たり1万ポイント、月間10万ポイントまで) 。
通常ポイントのみで楽天のキャンペーン等でたまる期間限定ポイントは対象外になりますが、それでも十分にありがたいです。投資は100ポイント(100円)から可能となっておりハードルは低いです。
実際に投資をするには「楽天証券」の口座開設が必要です。
また、楽天ポイント(楽天スーパーポイント)を貯めるのにおすすめなのは楽天グループの年会費無料クレジットカードの「楽天カード」がおすすめです。ポイント還元率は1.0%と高い上、楽天でのお買い物ならさらにボーナスポイントも付与されます。
参考: 楽天カードのメリット、デメリット
クレディセゾン+永久不滅ポイント
クレディセゾン(セゾンカード)のクレジットカード利用でたまる「永久不滅ポイント」を使って投資が可能です。
・アクティブコース
・バランスコース
の二つから選択できるようになっています。100ポイント単位で投資が可能となります。
なお、実際の運用はマネックス、バンガード、セゾンが共同で運用している「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問」によって行われます。
これは「自動投資の中では自由度が高いMSV LIFE(マネラップ)」でも紹介した自動投資サービスです。こちらと同じ運用でがポイントでできるわけです。
もっとも、永久不滅ポイントがたまるクレディセゾン(セゾンカード)のクレジットカードは還元率が0.5%となっており、上記の楽天カード(還元率1.0%) にかないません。
これからポイントを貯めて投資信託をポイントで買うというのなら、楽天のほうがいいです。
投資信託の投資において2022年現在で最もお勧めできるネット証券です。
現在は三井住友カード(クレジットカード)と連携しており、クレジットカードでの積立投資ができ0.5%〜2.0%のポイント還元があります。
また、投信マイレージという投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる仕組みも用意されており、現在のところその還元率はネット証券の中でも最高水準です。 現在はTポイント、Pontaポイント、dポイント等とも連携してのポイント投資も可能となっています。