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投資信託とリバランス

投資信託投資において知っておきたい考え方の一つが「リバランス」というものです。これは自分の資産ポートフォリオにおける資産配分を、値動き等に応じて調整することです。ここではリバランスの必要性とその意味、メリットなどを紹介します。

 

リバランスとは何か?

リバランスとは資産ポートフォリオにおける資産配分のバランスを調整することを指します。
投資信託とアセットアロケーション」で、資産配分を決めることの大切さを説明してきましたが、この配分割合は時間の経過(価格の変動)ともに変わってきます。

たとえば、国内株:外国株にそれぞれ50万円(50%)ずつ投資をするアセットアロケーションを考えたとします。

その後、国内の株価は上昇し、海外の株価は下落したとします。
仮に国内株70万円、外国株40万円になったとします。このとき50%ずつと決めていたアセットアロケーションは63:34というバランスになってしまいます。

このとき、このように崩れたバランスを調整するいことをリバランスと言います。
具体的には上昇した国内株を一部売却し、売却代金を海外株式購入に割り当てます。

これによって国内株55万円、外国株55万円という50%:50%の割合に戻すことがリバランスです。

 

リバランスのメリット

リバランスのメリット大きく二つあります。

 

(1)アセットアロケーションを正す
価格変動などで崩れたバランスを修正します。最適なアセットアロケーションが崩れるとリスクとリターンの関係が崩れてしまいますので、それを正すことができます。

 

(2)割高になったものを売り割安なものを買うことに
リバランスは結果的に、価格が上昇したものを売って、逆に下落したものを買うという形になります。過去の運用成績からリバランスを行ったケースと行わずに運用を続けたケースとではリバランスを実施する方がより運用成績が高いという結果が出ています。
このリバランスによる生じる平均リターンの押し上げ効果のことを「」と呼びます。リバランスボーナス

 

リバランスのデメリット

リバランスのデメリットは「取引コスト」の存在です。

投資信託の場合は投資信託を売って別のものを買うという流れとなりますので、その都度「販売手数料」などのコストがかかってしまいます。また、投資信託を売却する時にも一部のファンドには「信託財産留保額」という解約料が設定されているファンドもあります。

こうした取引コストを考えると頻繁なリバランスはマイナスに作用します。

一方で近年のインデックスファンドには販売手数料が無料のノーロードファンドが中心となってきています。また、信託財産留保額が設定されていないファンドも多数あります。こうしたファンドの場合はリバランスは行いやすいですね。

ただし、対面証券会社や銀行、郵便局などで対面販売されているファンドはいまだに手数料が割高なものが多いので注意してください(そもそも対面で投信を売買するべきではないと私は考えていますが……)。

 

じゃあ、どうしたらいいの?

一般的にリバランスは1年に1回程度行うのがよいとされています。

このようなリバランスの対象とする資産は手数料のかからないノーロード投資信託で行う、ETFのように低コストで売買できるもので対応するといった方法が挙げられます。

販売手数料が2%も3%もするような投資信託を短期間でリバランスするというのは全然魅力がありませんのでご注意ください。

こうしたことが面倒という方はリバランスもファンドで勝手に行ってくれる「バランス型ファンド」のような投資信託がお勧めです。

個人的にお勧めできるのは「セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド」などでしょうか。一本で全世界へのバランス投資が可能です。

 

ロボアドやファンドラップを活用するという手もある

また、2016年以降にサービスが開始された「ロボアド」や「ファンドラップ」を活用するというのも一つの手だと思います。

こうしたサービスでは自動的にリバランスを行ってくれたり、リバランスの提案を行ったりしてくれたりもします。

 

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