世界債券型 / 投資信託の種類別リスク
世界債券型の投資信託の場合、大きくソブリン債をはじめとした比較的優良な債券に投資をするファンドと投資不適格債と呼ばれるエマージング債券に投資をするファンドに大きく分類することができます。どちらも基本的にインカムゲインを目的としていますが、リスクの大きさや影響については差があります。
世界債券型の特徴と構造的なリスク
世界債券型の投資信託では、基本的に債券投資による利子所得を主眼に置いた投資を行っています。そのため、債券投資型のファンドのポートフォリオは多くが国内外の債券がおかれています。世界債券型の投資信託は大きく「優良債券ファンド」と「エマージング債券ファンド」に分類でき、それぞれでリスクは異なります。
なお、共通して言えるのは為替によるリスクです。国外の債券(=外貨)で運用されることになるので、為替レートが円高方向に進行すると、円ベースでの基準価格低下がリスクとして挙げられます。
優良債券ファンドのメリットとリスク
優良債券ファンドの場合、投資信託のポートフォリオには投資適格債が並んでいます。そのため、ファンドでは、安定した利子による収入が見込める上、デフォルトのリスクが少ないことから基準価額が大幅に目減りするというリスクは少ないです。
そのため、優良債券ファンドのリスクとしては市場金利の変動による債券価格の変動が大きなポイントとなります。ファンドが保有している債券の金利よりも景気がよくなったなどの理由により金利が大幅にアップした場合は、債券価格が下落しますので、その分基準価額も減少してしまいます。特に、優良債券の場合もともとのクーポン(表面金利)も低いので顕著に現れます。
逆に、景気が悪化した場合であっても、もともとが優良企業ですから、デフォルトのリスクは低いままといえます(もちろんそのリスクがないわけではありませんが・・・)
ポイント:景気過熱に悪影響を受けるが景気悪化にはやや強い
エマージング債券ファンドのメリットとリスク
エマージング債券ファンドは、新興国といわれる国や地方自治体が発行する債券に対して投資をする投資信託です。こうした新興国は高い経済成長率により、高利回りが魅力です。一方で、信用リスクやカントリーリスク、金融危機などに対して弱いという特徴を持っています。
ポイント:一部の新興国に偏ったファンドはリスクが高い。
ハイイールド債ファンドのメリットとリスク
ハイイールドボンドファンドは、一般に「投資不適格債」と呼ばれるデフォルト(債務不履行)のリスクが高い債券に対して投資をしているファンドです。債務不履行により債券が紙くずになるリスクはありますが、その分高い利子を受け取ることができるので全体として高い利回りキープしようというファンドです。
そのため、ハイイールドボンドファンドの場合は、市場金利よりもデフォルトリスクの上下の方に影響を受けやすいのが特徴です。例えば景気がよくなった場合、これまではBB以下の信用格付だった企業が業績がよくなることによりBBB以上の投資適格団体になる可能性があります。そうなった場合は、債券価格が上昇します。また、景気がよくなることでデフォルトする件数が下がることで結果として高いパフォーマンスを得る機会が増大します。
逆に、景気が悪化した場合は、デフォルトリスクが高まることによる債券価格の下落や実際のデフォルト件数の増加などにより基準価額が下がってしまうリスクがあります。
ポイント:景気がよくなることで好影響。逆に景気悪化は基準価格の下落リスクが高い。
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