米国ETFへの自動投資ができるWealthNavi
WealthNaviは米国ETFへの自動投資によって国際分散投資を可能にするロボアド投資サービスです。 ロボアドとはAIを使ってアセットクラスごとのリスクとリターン、相関関係を分析して、分散投資による効果を最大限に発揮できるようにされた投資助言ツールです。 WealthNaviはロボアドを利用して、6本の米国ETF投資に分散投資を自動で行ってくれるサービスです。 ロボアドを活用した自動投資は2016年ごろからはじまった比較的新しい投資サービスです。詳しくは「ロボアド投資・自動投資でおすすめの証券会社比較」でも紹介しています。 |
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独自サービス | ・デタックス WealthNavi独自のサービス。 |
WealthNavi(ウェルスナビ)の特徴
正直、説明を聞いてもよくわからないという印象を持たれる方も多いかもしれませんが、WealthNaviに代表されるロボアドを利用した自動投資サービスは、投資や資産運用には興味があるけど、投資のことをイチイチ細かく勉強したり、投資のことを考えたりはしたくないという方にとっては大変おすすめできるサービスです。
自動投資といってもリスクの高い取引をするといった投資サービスではなく、長期投資を前提としてリスクをできる限り小さくすることを考えた投資を行います。
分散投資については「投資信託で分散投資を意味と必要性」でも説明しているように複数の投資対象に資産を分散することで、リスクをよりマイルドにすることができます。
そしてさらに踏み込んだ考え方に「アセットアロケーション(資産配分)」というものがあります。これは複数のアセットクラス(国内株・米国株・債券・不動産)などを組み合わせて平均リターン(収益性)を維持したままでリスク(価格変動のブレ幅)を小さくするというものです。
ただ、この組み合わせは無数に存在することになるうえ、どの組み合わせが最適なのかを考えるのは過去のデータ分析が必要で非常に煩雑です。
こうした分析をシステム的にAIに行ってもらうというのがロボアド(ロボアドバイザー)なのです。専門的な分析をシステムで自動的に行ってくれるので、わざわざ自分で考える手間が無いわけです。
米国ETFで分散投資
WealthNaviは以下のアメリカの証券取引所に上場しているETFに分散投資を行います。
・VTI (米国株)
・VEA (日本や欧州など先進国、除く米国)
・VWO (新興国株)
・AGG (米国債券)
・TIP (物価連動債)
・GLD (金)
・IYR (米国不動産)
たった7個だけ?と思われるかもしれませんが、アセットアロケーションは資産配分をどうするかという問題になります。上記のETFはいずれも低コスト運用ができている世界を代表するETFなので、各アセットクラスへの投資をもっとも低コストで行うというのであれば最適化と思われます。
中長期投資ならロボアドバイザー投資の中では最もおすすめ
中長期で資産運用、資産形成をするというのであれば、2017年現在ではWealthNaviが最も個人的におすすめです。理由は以下のとおりです。
- 最低コストの米国ETF投資なので運用コストが低い
- デタックスで税の繰り延べ効果が受けられる
- 分配金の再投資
- 自動リバランス
その一方で下記の点は弱いところです。
- 最低投資が30万円からとややハードルが高い
- 年間の管理コストが1%と少し高い
- 米ドル運用になるので、ドル円の為替リスクを受けやすい
手数料が他のロボアド投資サービスよりもほんのわずか高いところは気になります。ただし、米国ETFへの投資であることを考えると「為替手数料」「ETF買い付け手数料」が含まれていることを考えると高すぎるとは言えないですね。
注意したところは、米国ETFへの投資は「100%米ドル投資」となるため、短期の運用だと為替レートの影響を受けやすいということでしょうか。数年以内に使うお金の運用であれば、日本円での運用が中心となるMSV LIFE(マネックス証券)のほうが使い勝手が良いかもしれません。
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