投資信託の非課税制度を活用して投資
投資信託の投資において非課税制度の活用は非常に有効です。投資の儲けに対する税金がかからなくなることで、資産運用の複利効果(複利運用)のパワーを大幅にアップさせることができます。
投資に関する非課税制度にはNISA(つみたてNISA)とiDeCo(個人型確定拠出年金)という二つの制度があります。制度を上手に理解して、投資をより効率的に行いましょう。
iDeCo(イデコ)とNISAの二つの制度を活用しよう
投資の非課税制度としては、現在iDeCo(個人型確定拠出年金)とNISA(小額投資非課税制度)という二つの制度があります。
この二つの制度はそれぞれ「併用」することができるので、どちらかを使うというよりは資産運用や投資の目的や現在の状況などに応じて使い分けをするのが賢いといえるでしょう。
個人型確定拠出年金 (iDeCo) |
少額投資非課税制度 (NISA) |
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投資対象商品 | 投資信託 定期預金 |
投資信託 ETF 個別株式 |
投資可能期間 | 60歳まで | 年齢にかかわらず、2023年まで(予定) 運用は2028年まで |
投資上限額 | 毎月5,000円〜68,000円 ただし、加入している公的年金・企業年金によって上限額は異なる |
年間で120万円まで 総額で600万円 |
節税メリット | 掛け金が所得控除 運用益非課税 |
運用益非課税 |
受け取り時の課税 | 課税対象 (退職所得または年金所得) |
なし |
投資商品の売却 | スイッチングが可能 | 自由に売却できるが、売却しても非課税枠は消失 |
資金の引き出し | 60歳まで原則不可 | いつでも可能 |
大きな違いは「節税メリット」と「資金の引き出し」です。
iDeCo(個人型確定拠出年金)は掛け金が所得控除になるため、運用益非課税メリットだけでなく、給料などの収入に対する所得税や住民税まで節税できます。これはかなり大きなメリットです。
一方で、NISAは運用をいつでも自由にやめることができます。そのため、投資資金を使いたいときはいつでも自由に現金化できます。iDeCoは年金なので、60歳まで引き出し不可です。
この2点の違いを理解して、運用を考えましょう。
個人型確定拠出年金(iDeCo)の活用方法
NISA(小額投資非課税制度)の活用方法
NISAは2015年からスタートした株や投資信託の小額投資を非課税とする制度です。制度利用は申し込みが必要で一人一口座作成することができます。
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